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　 ○ 享保元申年

　　 (朱書)

　　「御留場村〻江鶴飛来候ハゝ籾麦をまき、餌付候

　　　様可致御触」

　御留場村之内江鶴飛来候ハゝ、其村ニて籾麦まき飼

　付候様ニ可致候、尤近村へ飛行候ハゝ其村方へ相届、

　御鳥見被相廻候節其段訴可申候、且又御鷹匠御鳥見

　村方被相廻候節、鶴之餌入用之由ニ候ハゝ其節籾差

　図之通り差出可申候、右之趣早〻村〻可申通候、尤

　最寄他之御代官所へも、其外私領寺社領へも其方ゟ

　右之趣可申通者也

　　申十二月三日　　半左衛門役所

　　　　　　　　　　　　　　八条領

　　　　　　　　　　　　　　　　立 之 堀 村

　　　　　　　　　　　　　　　　伊　原　村