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　 ○ 享保十四酉年

　　 (朱書)

　　「金銀借用済方滞り候分、奉行所江願出候ニおゐ

　　　てハ当五月以後ハ済方可申付御触」

　近年米沢山有之ニ付て米屋江買置候ても不苦候、可

　存其趣候、依之当五月以後致買置候ニ付、金銀借用

　之上済方滞候分奉行所江願出ルにおひてハ済方可申

　付候間、右借渡し売渡候先〻滞候出入共ニ、自今可

　訴出候

　右之通り可触知者也

　　酉五月