享保十六亥年

鉄炮之儀先達て被仰出候通、玉なし鉄炮向後相止候様御触

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  ○ 享保十六亥年

   (朱書)

  「鉄炮之儀先達て被仰出候通、玉なし鉄炮向後相

   止候様御触」

 惣て鉄炮之儀先達て被仰出候通、玉なしおとし鉄炮

 と申ハ相止、向後玉込ニて打殺候筈ニ相成其段相触

 候得共、末心得違ニて玉なしおとし鉄炮と唱候所も

 有之様ニ相聞候間、向後玉無おとし鉄炮と申儀ハ無

 之間左様ニ相心得、村中百姓共江も壱人別ニ委可申

 聞置候、右之段此度被仰出相触候筈ニて無之、御代

 官村方江相越候節百姓江可申聞候得共、相越候程も

 不相知、其内も百姓共心得違玉なしおとし鉄炮と申

 儀唱不申候様ニと、右之趣書付ニて申聞候条、間違

 無之様ニ可致候

  亥十二月