元文五申年

人馬と申様ニ致曲、人を集候儀停止ニ被仰出候御触

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  藤 元文五申年

   (朱書)

  「人馬と申様ニ致曲、人を集候儀停止ニ被仰出候

   御触」

 近来人馬と申様ニ致曲、人を集候ニ付真似候者多、

 其内ニハ人柄不宜者仕習候ハゝ不埓成儀も出来可申

 ニ付、人馬附候軽業等之曲致候儀停止申付候事

 右之趣江戸町中江御触有之候間、関八州伊豆国幷道

 中筋ニても書面之通相心得、私領村方宿場江も最寄

 御代官より不洩様ニ可被相通候

  申八月

 右被仰出候趣、御料は勿論私領村方宿場ゟも不洩様

 ニ可相通旨ニ候間得其意、此廻状御料私領共ニ村下

 ニ名主致名印、尤村名肩江誰知行と書付相廻、万一

 郡之内新田場幷落村も有之ハ其村付紙ニいたし右之

 通可令名印候、此廻状早〻相廻し留より可相返者也

  申八月十六日  半左衛門

            役 所