西 延享三寅年
(朱書)
「川〻幷用水路御代官様方へ向〻掛り御割賦、其
上御普請役様相添候積り被仰付候御触」
利 根 川 上州 伊奈半左衛門
一 通 野呂猪右衛門
渡良瀬川 野州 田 中 八 兵 衛
一利根川通羽生領 永田小左衛門
忍 領
伊奈半左衛門
一騎西領用水方 舟橋安右衛門
永田小左衛門
見 沼 高 沼代用水方 伊奈半左衛門
一笠原沼 舟橋安右衛門
黒 沼
伊奈半左衛門
一葛西領用水方 舟橋安右衛門
戸 田 忠 兵 衛
右は上州・野州・館林領・武州羽生領・忍領堤川除
用水方幷騎西領・葛西領・見沼・高沼・黒沼・笠原
沼代用水方差引藻払、向後書面之通最寄御代官年番
掛りニて取計候間、如先規御料私領寺社領出人足百
姓役高割、御代官相触次第可出之、且又右場所用水
方御普請役元〆両人、御普請役拾壱人定掛りニて被
仰付候間、役人廻村之節前〻之通役人馬可出之者也
寅六月 荒 四印
孫 七印
六郎右印
河 内印
出 羽印
若 狭印
志 摩印
右川通
上野国
邑楽郡
新田郡
山田郡
下野国
梁田郡
武蔵国
埼玉郡
足立郡
葛飾郡
御 料
私 領
寺社領
川〻堤川除御普請用水方差引之儀、向後最寄御代官
取計ニ被仰付、御普請役元〆両人、御普請役拾壱人
被仰付候之間、姓名左之通可相心得候
御普請役元〆荻野藤八郎
黒 沢 儀 助
御普請役 荒堀五兵衛
鶴田源五郎
栗原平治郎
藤井順七郎
永井太四郎
林 要 助
仁 木 勘 助
色嶋又治郎
下役 関根郷八郎
鈴 木 彦 助
貴田文治郎
私領寺社領高割出金百姓役出金、向後我等共年番ニ
て相触候条可得其意候
一村〻堤川除圦樋堰願之義幷出水注進共ニ、向後我等
共之内年番之役所へ可指出候
一御普請役在方ゟ出水注進其外御用之儀、江戸表江申
達候飛脚賃、向後組合高割出金之積りニ被仰付、尤
御普請役ゟ、其度〻飛脚差出候村方へ切手札渡置候
筈ニ候間、切手数集置郡中高割之積りニ候間、可得
其意候
右之通相心得、御触之外川通出水防等之儀、御普請
役ニ差添家来手代差出候筈ニ候之間、前〻之通可相
心得候、御触書写拝見之村〻別紙請高帳相廻候間、
名主組頭致印形留村ゟ忠兵衛役所江可相返者也
寅六月 戸 田 忠 兵 衛印
舟橋安右衛門印
伊奈半左衛門印
葛西領用水組合村〻