○ 宝暦十一巳年
(朱書)
「助郷免除休役願出候共容易ニ不取上旨、宿〻助
郷村〻江御触」
困窮之由を申立差村いたし、助郷免除或ハ休年願出
候村〻近年多有之候得共、吟味之上多分は難立願ニ
付向後右躰之儀申立候共、容易ニハ不取上事
一先達て吟味之上年季を極休年申付置候内ニも、続休
年願出候村方有之候得共、続休年之儀ハ別て難成事
ニ付是又願出候共容易ニは不取上候事
右之通難立儀を願品〻ゟ見分を請、勿論江戸表江も
数度罷出候得は、無益之路用雑用を遣却て村方困窮
之基成候事ニて甚心得違之至ニ候条、此旨申触置間
可得其意者也
巳四月七日 山 城
筑 後
日光道中千住ゟ鉢石迄
壬生道岩淵迄
但水戸佐倉道共
助郷村〻
名主・組頭