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　 ○ 宝暦十二午年

　　 (朱書)

　　「川筋堤外江新規屋敷築立候儀停止之旨、去未年

　　　御書付之趣猶又今般御触」

一利根川・江戸川・小貝川・荒川惣て川通堤外百姓家

　建候儀御停止之処、段〻屋敷を築立百姓居住之所〻

　有之、出水之障りニ成候間取崩され候儀も可有之候、

　自今新屋敷拵候儀は勿論小家ニても造候儀破損修復

　等も堅仕間敷候、此旨関八州川通在〻御料は御代官

　私領は地頭より急度可申付候以上

　　未七月

　右は前〻被仰渡候処、尚又此度右御書付之通可相心

　得旨被仰渡候

　　午四月廿三日　　辻源五郎役所