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　 ○ 宝暦十二午年

　　 (朱書)

　　「大坂表御諸家蔵屋敷払米之外、空米売買停止之

　　　御触」

　大坂表諸家蔵屋敷払米之儀、且着米高之外空米を書

　加へ有高米ゟ過米之切手を出し相払、且米都合致度

　節ハ右過米切手候分買戻候類有之由相聞、正米直段

　幷自余之切手米売買ニ相障甚不宜候、依之以来右躰

　之空米過米等書加江売買致候儀堅令停止条、其旨急

　度可相守、若違犯之輩有之おゐてハ可為曲事者也

　　十二月

　右之通り可被相触候