西 明和元申年
(朱書)
「江之嶋岩本院勧化御免御触」
江嶋惣別当
岩 本 院
右江嶋本宮社頭修復為助成、今度関八州勧化相願御
免被仰出、依て岩本院代僧は寺社奉行連印候勧化状
持参、当申年ゟ来ル子年迄五ヶ年之内、御料私領寺
社領在町とも可致巡行候間、志之輩ハ物之多少ニ不
依可致寄進旨、御料は御代官私領は領主地頭ゟ可申
渡候
申六月
右之通可被相触候
右之通御書付を以被仰渡候間写遣之候、其村〻令請
印無滞早〻相廻し、留り村ゟ我等役所江可相返者也
申七月三日 野田弥市右衛門
武州埼玉郡
村〻名 主 組 頭