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　 山 明和二酉年

　　 (朱書)

　　「文字銀同位を以掛ケ目五匁ニ定り、銀吹立被仰

　　　付候御触」

　此度文字銀同位を以掛目五匁ニ定り、銀吹立被仰付

　候間、有来丁銀小玉銀ニ取交、渡方請取方無滞通用

　可致候

　右之趣国〻江も可触知者也

　　九月

　右之通可被相触候

　右之通新吹銀通用ニて御書付出候間写遣し候、其村

　〻ニおゐて写取惣百姓共へ申聞、右之御書付之趣可

　相守、此廻状名主令受印無滞早〻相廻し、留村ゟ我

　等役所江可相返候以上

　　九月　　野弥市右衛門印