西 明和四亥年
(朱書)
「捉飼場内ニて水鳥商売幷取次致間敷御触」
惣て捉飼場内ニて水鳥商売致し候者は、水鳥問屋共
ゟ買請可致商売、無印之鳥ハ決て商売仕間敷候間、
若捉飼場内之者共捉飼場外ニて入用程、数少ニ調手
前用ニ致候儀ハ不苦候、縦被頼候迚も取次調遣候様
成儀堅く仕間敷候、右之通捉飼場有之御料私領寺社
領江可被相触候
十月
右之通り可被相触候
右之通り御書付出候間写遣シ候、村〻名主方ニ写置
惣百姓共江申聞急度相守、最寄寺社領村〻名主共江
も右御書付写セ候様ニ可致候、此廻状村下名主令請
印無滞早〻相廻し、留り村ゟ早速我等役所江可相返
候也
亥十月廿八日 野弥市右衛門印