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　 西 明和八卯年

　　 (朱書)

　　「愛宕本地堂勧化御免御触」

　　　　　　　　　　　　　　愛宕本地堂

　　　　　　　　　　　　　　　　　金剛院別当

　右愛宕本地堂幷御祈禱幷御祈禱道具、其外就大破修

　覆為助成、武蔵下総弐ヶ国且御府内武家方寺社町方

　勧化御免被成候、金剛院可致武蔵下総弐ヶ国御料私

　領寺社領在町共ニ、志之輩ハものゝ多少よらす、金

　剛院自方迄直可致寄進旨御料は御代官、私領ハ領主

　地頭ゟ可申渡候以上

　　寅十二月

　右之通可相渡候

　別紙之通御書付出候間可得其意候、此廻状村下銘〻

　被致印形早〻相廻し、留り村ゟ可被相返候以上

　　卯正月十日　　宮村孫左衛門

　　　　　　　　　　　　　役　所