安永二巳年

御裁許証文之類本紙幷写相添可差出旨御触書

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  山 安永二巳年

   (朱書)

  「御裁許証文之類本紙幷写相添可差出旨御触書」

 前〻評定所幷於奉行所裁許有之、御料私領等社領等

 之村方ニ致所持候、裁許裏書絵図裁許書付裁許証文、

 御料は御代官私領は領主地頭ニて其村方ゟ写を為差

 出、本紙相添当巳年中取集江戸着次第、寺社奉行月

 番江致通達差図可被請候、右裁許証文古来は為取替

 証文ニ認有之候之間、右之通り可被相触候

  六月

 右之通り御書付出候間得其意、村〻所持致候裁許証

 文類不洩様写之、本紙相添当八月晦日迄我等役所江

 可差出、尤右之類所持不致村方ハ寺院へも通達致相

 糺候所、右之類書物所持不致旨文言書所江書付可差

 出、右承知之趣村下ニ名主令請印、留村ゟ可相返者也

  巳七月  蓑笠之助

         役 所

              村 〻