藤 安永九子年
(朱書)
「下総国香取神社中勧化御免御触」
下総国香取神宮社中
惣 代
武蔵 相模 安房 上総 下総 常陸 上野 下野
陸奥 出羽
右香取神宮本社諸末社就大破修覆為助成、右拾ヶ国
幷御府内武家方寺社在町勧化御免被成下候、御府内
武家方寺社方当子四月ゟ閏十二月迄相廻し可致、勧
化其外は来丑年正月ゟ巳年三月迄之内社役人共寺社
奉行連印之勧化状持参、御料私領寺社領在町可致巡
行候間、志之輩は物之多少ニよらす可致寄進旨、御
料は御代官私領は領主地頭ゟ可被申渡候
右之通り御書付出候間可得其意候
子二月 役 所