藤 天明八申年
(朱書)
「飯塚常之丞様江戸川荒川御普請定掛り被仰付候
御触」
村触
追て此触書早〻順達承知之旨別紙請書相添、留村
ゟ十左御役所江可相返候
此度御代官飯塚常之丞儀、江戸川幷ニ荒川其外右川
通領〻用悪水路共御普請定掛り被仰付候間、廻村之
上定式御普請所等見分目論いたし、川通水行等見届
夫〻相尋候筋も可有之之間正路ニ可申立候、勿論村
〻新規之儀申立候共、依願に普請等申付筋ニは無之
候間其旨相弁勝手願等致間敷候
但御普請役之義定式之通り差遣候間、是迄之通り
諸事相心得可申候
右之通り相心得可申候
申十一月四日 十 左
丹 後
主 膳
武州葛飾郡
同国足立郡
同国埼玉郡