●文政元寅年
(朱書)
「御奉行所江御吟味筋ニ付罷出候節、差添人附添
候様御沙汰有之旨御触廻状」
村方之もの共出訴、其外吟味筋ニ付奉行江罷出又は
差紙を以呼出ニ相成、或は他支配他領之ものニ被相
手取罷出候節、差添人無之罷出候ものも有之、右躰
ニは有之間敷事、自分役所も同様相心得為出入ニて
罷出候節は、其度〻村役人共壱人急度差添可被出候、
右は兼て相達置候処、等閑ニ心得候村〻有之候ニ付
今般御沙汰有之、可恐入次第ニ付尚又相達置候条、
向後無違背様可相心得候、此廻状早〻順達留村ゟ可
被相返候以上
寅五月廿三日 吉岡次郎右衛門役所
西方村
外村〻