●文政七申年
(朱書)
「古金銀引替御用、所沢村百姓半次郎被仰付候趣
御触」
平岩右膳御代官所
武蔵国入間郡所沢村
百姓 半 次 郎
右之者此度御吹直金銀引替御用被仰付、武蔵上野国
之分有来ル金銀為引替候筈ニ候間、在町共諸事先達
て御触之趣を以、有来ル金銀所持之ものは半次郎江
相対いたし引替可申候、尤右之者ニ限り引替候儀は
無之、是迄右御用勤居候者共方ニて引替候儀も勝手
次第之事ニ付、不貯置早〻引替可申候、若此上ニも
貯置不引替者相知候ハゝ先達て御触候通、吟味之上
急度可申付者也
申六月 忠 四印
八郎右印
左衛門印
淡 路印
武蔵国足立郡
葛飾郡
埼玉郡
御 料
私 領
寺社領
村〻
名 主
組 合
右御触奉行衆ゟ相渡候間写遣し候、於宿村〻ニ大切
ニ取扱、此帳面弐冊共令請印無遅滞早〻継送り、従
留触書請印帳共宿村送を以自分役所江可相返もの也
申六月廿一日 平岩右膳印
武蔵国足立郡
葛飾郡
埼玉郡
御 料
私 領
寺社領
村〻
名 主
組 頭