一 本史料編は、越谷市関係の近世史料のうち、文書を中心に五〇〇点を選んで収録した。なお中世文書六点を加えた。
一 収めた史料は、「支配」以下一七項目に分類し、おのおのを年代順に配列した。
一 所蔵者または出典は、題号の下に( )を付して記した。その際特例として、たとえば、埼玉県立文書館に蔵する西角井家文書の場合は、(「西角井家文書」県立文書館蔵)と記し、越谷市史編さん室が所蔵する「触書」上冊から抄出したものの場合は、(『触書上』市史編さん室蔵)と記した。
一 所蔵者名を記す場合、多くは略号をもって示した。その説明は次ページの表の通りである。
一 漢字は原則として当用漢字を用いた。
一 異体文字、略体文字は原則として正字に改め、当時慣用された変体仮名も平仮名に改めた。ただし助詞の者・ハ・ニ・江・而・茂・与、ならびにゟ・并は旧体のままにした。
一 当時慣用の宛字はそのままとし、明らかな誤字は傍に正字を注記した。また疑わしいものには、(脱カ)・(ママ)・(衍カ)などと傍注した。その他編者の注記したものは( )または〔註〕を付した。
一 原文に表敬の闕字・平出かある場合は、一字あけた。
一 朱書の個所および表紙・貼紙・下ケ紙などの記事は「 」で囲み、その旨を右肩に注記した。
一 抹消個所は〻〻〻〻で傍示し、原書に修正文ある場合は右傍に記した。
一 原文の虫喰・破損の個所、または解読不明の個所は□か[ ]で示した。
一 読みやすくするために、本文中に読点と並列点を適宜挿入した。