一三 元禄十年十月 伊奈忠篤死去に付廻状

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(『触書上』市史編さん宝蔵)

 旦那【伊奈忠篤】病気養生不相叶昨十九日死去候、就夫御代官所中諸事御仕置等前〻之通相守可申候、尤訴之儀只今迄之通りニ可相心得候、

一時分柄ニ候間第一火元念を入可被申付候、

一御年貢米永納方之儀、支配人方ゟ申付候通無遅滞様ニ相納可申候、

 右之段只今迄之通諸事可申付由、御勘定御奉行様ゟ被仰渡候間、急度相守可申候、以上

  【元禄十年】丑十月廿日

              新井孫兵衛

              永田八兵衛

              大河内与兵衛

              永田甚五左衛門

右御触之趣拝見之上承知仕候、急度相守可申候為其判形仕置候、以上

  丑十月廿日         村方百姓惣連印