二七 明和七年十二月 杉浦五郎右衛門隠居願

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(大川戸杉浦家蔵)

  奉願候覚

私儀段〻結構ニ被 召仕難有仕合奉存候、然処病気ニ而七月中ゟ引込養生仕候得共、及老年眼情衰、其上逆上仕十月頃ゟ別而耳鳴強惣躰聞兼難儀仕候、右之通ニ御座候而は御奉公相勤り兼申候、依之奉恐入侯得共隠居被 仰付候様奉願候、家督之義同苗五太夫江被下置候様仕度奉願上候、以上

  明和七年寅十二月  杉浦五郎右衛門【勝明】(印)(花押)

    富田吉右衛門殿

    永田市太夫殿

    大河内与兵衛殿

    田口勘兵衛殿

    富田要人殿

    小野沢太世【カ】殿