(七左衛門井出家蔵)
差入申一札之事
私忰角次郎ヲ聟養子ニ差遣候趣申上候、同人は女房有之者外江縁付候義以之外心得違不埒之旨、逸〻御法之趣被仰聞奉承伏、然ル処同人女房きり義は家内不和ニ而無余義離別致候、早速御届ケ可申上候処、是又心得違ニ而等閑候義何様被仰聞候共一言之申訳ケ無之、依之組合ヲ以種〻御歎願申入候処、格別之御勘弁ヲ以御聞届被成下忝奉存候、然ル上は以来何様之義ニ而茂心得違決而仕間敷候、為後日組合一同之加判一札入置申処依而如件、
嘉永七寅年二月 埼玉郡七衛門村
源六(印)
組合惣代 伊左衛門(印)
同村
名主 門平殿