(市史編さん室蔵)
一札之事
一私娘たき義、西方村茂吉殿方江相遣シ置候処、此度相談之上右女子御当宿旅籠屋留蔵殿方江、人別送リ相添女子引渡被下候様、貴殿方御取扱ヲ以被致被下置忝存候、就而は為手当金私方へ御差出被下慥ニ受納仕候、且又惣三郎方江譲証文一通私方江預リ置候処、右証文貴殿方江相渡シ申候、然ル上は右一条ニ付以来少茂申分一切無御座候、依之一札入置申処如件、
万延元申年十一月二日 神田江川町
長右衛門店
万蔵方同居母
母 こう(印)
たき(爪印)
大沢町
五郎吉殿
弥七殿
外御扱人中