一七四 嘉永七年九月 不法家作に付詫書

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(西方須賀家文書)

   入置申一札之事

一私義手挾ニ付家作補理度段、先般貴殿江御願申上候処御聞済被下忝存候、然ル処右家作之内庇之義、往古検地御縄請之百姓之外は、門瓶庇等之普請不相成趣被仰渡有之処、今般私留守中屋根屋とも勝手いたし、葺下シニ致候積之処庇之躰ニ葺立、殊ニ角家之義も先前御願申上候刻、建継不致心組之処、是以俄ニ建足ニ相成、今般御察当請一言之申訳無之、依之近所組合之者共ヲ以右不調法之廉〻御詑申入処、御聞済被下難有存候、然ル上は右庇等之儀故障之様有之候節は、何時成共早速取払可申旨被仰聞一同承知仕候、右御詑之ため組合加印之一札、入置申処仍而如件、

   嘉永七寅年九月   西方村

              家作人  嘉兵衛

              組合詑人 新助

                   新左衛門

    同村

     名主 平内殿