一八八 享保十三年十一月 酒商停止証文

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(「袋山細沼家文書」市史編さん室蔵)

  入置申証文之事

一当月廿二日夜我等忰七平義、盗之道具と相見江道具を持、当村源蔵殿屋敷之内江入からまめ取候所を右源蔵殿見付捕得【ママ】、貴殿并組中江も源蔵殿ゟ断申来リ候、然所ニ当秋中ニも両度源蔵殿蔵之壁を切米穀被盗候ニ付、七平方へ右之段源蔵殿僉儀被致候得は、あやまり入一言之申訳ヶ無之候付、当村吉兵衛・政右衛門・七郎右衛門・善左衛門を頼、源蔵殿方へ様〻詑言仕内〻ニ而相済申候得共、去年中ニも右七平ヶ様成悪事仕候ニ付、所仕置之ため所相談ニ而過料金弐分為差出相済、間も無之所ニ又〻此度ヶ様成悪事仕出シ申間、御 公儀様江御訴可被成由、貴殿并組中被申候得共、又〻右吉兵衛・政右衛門・善左衛門・七郎右衛門を頼様〻詑言仕、組中相談ニ而過料金三分差出シ内〻ニ而御済請忝奉存候、然上ハ向後若悪事ヶ間敷義仕候ハゝ、何分ニも御かゝり可被成、勿論あたヶ間敷義一切仕間敷候、

一去年中右七平悪事仕候節、当村善左衛門所ニ而酒を呑其上ニ而悪事仕候付、善左衛門酒商売為相止其外喜兵衛方ニ而酒商売致来リ申所ニ、喜兵衛義も酒商売為相止可申由申候得共、喜兵衛義ハ悪事成者方へ酒商売不仕候間、先酒商売為致様ニ様〻村中江申談シ、若向後悪事ヶ間敷者江酒商売仕候ハゝ急度相止可申由証文入置酒商売致申所ニ、此度市郎兵衛義村中へも無相談ニ而酒商売はしめ申候間重〻不届申候、向後酒商売一切仕間敷候、為後日証文入置申候、以上

 享保十三年申十一月  当人  市郎兵衛

            仲人  善左衛門

            同   政右衛門

            同   七郎右衛門

            同   吉兵衛

            五人組 新兵衛

            同   惣左衛門

            同   伝左衛門

            同   喜右衛門

            親類  清左衛門

            同   八郎兵衛

            同   武兵衛