二〇〇 天保十四年七月 蒲生村農間渡世人書上

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(慶応大学蔵)

 【表紙】

  「村方農間渡世取調帳

           蒲生村」

            平岡文次郎御代官所

             武州埼玉郡 蒲生村

四拾四ヶ年已前申年ゟ

一農間酢醬油酒豆腐油揚荒物渡世  百姓 竹右衛門

四拾四ヶ年已前申年ゟ

一同渡世             同  甚兵衛

明和三戌年ゟ

一酢醬油酒白米味噌荒物渡世    百姓 喜兵衛

三拾七ヶ年已前卯年ゟ

一酢醬油あら物渡世        同  半七

一升酒酢醬油あら物渡世      同  豊次郎

三十九ヶ年已前丑年ゟ

一穀物白米附木紙蠟燭線香水油渡世 百姓 清左衛門

廿壱年已前未年ゟ

一紙蠟燭筆筥線香抹香荒物渡世   同  治兵衛

拾七年已前亥年ゟ

一紙蠟燭醬油附木類渡世      同  甚八

一白米小売渡世          百姓 源八

九ヶ年已前未年ゟ

一飴粕大豆干鰯肥商売       同  栄次郎

八ヶ年已前申年ゟ

一紙蠟燭附木元結油草履渡世    同  六兵衛

四拾四ヶ年已前申年ゟ

一薬リ湯渡世              市兵衛

宝暦年中ゟ

一紙蠟燭草鞋ぞうり小売渡世       同人

    是は当時相休居申候、

一春米渡世               新右衛門

  右組合村〻之内日光道中筋ニ御座候、

右は今般御尋ニ付農間渡世仕候者名前、書面之通リ相違無御座候、已来右名前之外一切相殖し申間敷候、以上

  天保十四年卯七月    右村

               名主 弥三郎

               年寄    【ママ】

               百姓代

 関東御取締御出役

    渡辺園十郎殿