二〇四 安政四年五月 七左衛門村諸職人作料議定

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(七左衛門井出家蔵)

 【表紙】

 「 安政四年

  諸職人作料取極議定帳

   巳五月     七左衛門村」

   諸職人作料取極議定之事

 一大工職作料    但金壱分ニ付七人

 一桶屋 作料    但前同断

 一仕事師作料    但前同断

 一左官 作料    但金壱分ニ付六人

 一杣職 作料    但金壱分ニ付七人

 一木挽 作料    但前同断

 一屋根葺作料    但前同断

 一黒鍬 作料    但前同断

 一瓦葺 作料    但金壱分ニ付五人

 一石工 作料    但前同断

 一畳指 作料    但金壱分ニ付七人

右諸職人作料之儀は、前〻被 仰渡之趣有之処、震風災ニ付自然作料甲乙ニ相成、宿在共組合村〻潰家多出来、無拠家作致候もの共多有之候処、右様作料引上ヶ難渋之次第ニ可有之候間、今般組合村〻一同相談之上前書之通り議定取極、村毎諸職人共より請印取之急度為相守可申候、組合村〻為取替儀定連印致置申処如件、

 安政四年巳五月    武州埼玉郡七左衛門村

                百姓 利兵衛

                同  忠次郎

                    【外七一名連名略】