二一四 年不詳 大沢町酒屋広告

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(市史編さん宝蔵)

  【木版刷】

   口上

一各〻様方益御機嫌能被為入恐悦至極ニ奉存候、隨而私義年来居酒渡世仕候処、此度江戸新川小西、茅場町小西両店ゟ積送り銘酒、其外品〻樽割を以売捌、直段格別下直ニ差上候間、多少ニ不限御用向被仰付候様奉希上候、以上

 一銘酒 正光 代四百五十文   壱升

 一銘酒 正宗 代四百文     壱升

 一極  上酒 代三百五十文   壱升

 一   上酒 代三百文     壱升

 一   中酒 代弐百五十文   壱升

 一   並酒 代弐百文     壱升

 一古  味醂 代四百五十文   壱升

  右之通御座候、

               大沢町下

                 中島屋幸次郎