二二一 享保二年五月 質地証文

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(「袋山細沼家文書」明治大学蔵)

  質物ニ入置候畑之事

 畑合六反歩也 但所ハ[堤通ニて上畑三反歩/両沼通ニて下畑三反歩]

右之通金急用之義御座候ニ付、貴殿様へ御無心申上金弐拾両只今借用申所実正也、此金之義ハ来ル霜月中不残返進可申候、右之畑六反歩私共ニ御預ケ置被遊候間、為作徳金弐両壱分弐百四十文急度本金指添相済可申候、少も遅〻申間敷候事

一御公儀様御年貢諸役入目之義、右六反歩ニ懸申分私方ニて相勤可申候、若御年貢ハ不及申金遅〻仕候ハゝ右之畑御取上ケ被遊何方へ御預ケ被遊候共、御手前ニ御抱置被遊候共、少も御恨ニ存間敷候、為後日仍如件、

 享保二酉五月十四日   越ヶ谷領袋山村

              預り主 平左衛門

              請人  吉郎兵衛

              同   太左衛門

  中嶋

   金剛院様