二二六 明和四年一月 貸附金借用証文

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(七左衛門井出家蔵)

   入置申手形之事

 合金弐拾両也  但シ文字金也

右は貴殿此度御貸附金五拾両拝借之内、我等弐拾両拝借仕候所相違無之候、利金之義は月壱分之割合以極月十五日迄ニ貴殿方江相済可申候、年季之【儀脱カ】は当亥正月ゟ来ル丑ノ極月迄三ヶ年被仰付、縦年季之内に候共取立之節貴殿苦労ニ懸ケ不申返上納可致候、若滞り候ハゝ証人方ゟ返済可申候、其上不埒ニ候ハゝ此証文可被相懸候、為其証文相渡申候所仍如件、

  明和四年亥正月     【伊奈家臣】預り主 豊嶋庄七(印)

                    証人  田口勘兵衛(印)

      門平殿