二四九 安政六年九月 小作地取上に付詫書

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(「袋山細沼家文書」明治大学蔵)

  詑一札之事

一今般急水ニ付御村方ニ而築留被成候場所村人ゟ立而被相進、無拠右築留之場処取放シ其上以竹鎗ヲ番可致旨村役人ゟ被申付、難悶【ママ】右場所ニ立入候処、其節御村方人足之目留ニ相成我等小作罷在候畑御取上ケ之御沙汰、何共驚入右村役人ヲ以御詑可申上処、時節柄他用故御両人様ヲ以御歎申上候処、御聞済被下偏ニ難有仕合奉存候、然ル上は以来右様之始末決而仕間敷候、依之詑一札入置申処如件、

 安政六未年九月   埼玉郡大林村

             詑入人 鉄五郎

      同郡袋山村

       地主 八郎左衛門殿