二五〇 安政七年二月 小作証文

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(西新井新井勲家蔵)

  入置申小作証文之事

一田合六反七畝三歩 此入付米拾六俵三斗一升

  畑金三分卜銭弐百七拾弐文

右は貴殿御所持之田地、当申ノ年一作之定ニ而我等小作受負申候処実正也、御年貢之義は御差図次第ニ米拵ハ不及申、縄俵等迄随分念入御上納可仕候、其余米金之儀は、十一月十五日限り貴殿方江相済可申候、若滞候得は受人方ニ而相済、貴殿へ少茂懸御苦労申間敷候、為後日小作証文入置申候処依而如件、

  安政七申年二月

            西新井村

             小作受負人 周太郎

             受人    太吉

       同村

        栄次殿