(『触書上』市史編さん室蔵)
一此度葛西用水堀通御入用御普請被仰付候、依之御請負之者土取場等承合候節、先達而申合置候場所無滞案内致可申候事
一御普請ニ付御請負之者人足やとい候節、高直之賃銭取可申ため村中申合人足差控、御普請之差支ニ罷成候儀一切不仕、相応之賃銭相対可致候事
一人足宿致候者高直之宿銭取不申、相応之直段ニ而相対致可申候事
一御普請ニ付、人足等入込候間火之本別而大切ニ可仕候、并博奕之類堅ク相慎可申候事
一御普請場村〻ニ而、遊女やらうかましき者差置申間敷候事
右は此度御普請懸リ御方ゟ被仰渡候ニ付申触候間、書面之通相心得村中江堅ク可被申付候、此廻状村下ニ致印形順〻相廻し留ゟ此方江返し可申候、以上
丑二月朔日 石川伝兵衛支配
岡田清右衛門
伊奈半左衛門家来
久保佐七
福田久右衛門
遠山群太夫
八田甚左衛門