二九五 寛延四年三月 助郷未進に付西新井村議定

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(西新井新井省三家蔵)

  入置申証文之事

一越ヶ谷・大沢両宿へ助人馬之儀、来進有之ニ付両宿問屋方ゟ御 公儀様江御訴可申上旨、越ヶ谷・大沢両宿ゟ申来り候由、委細被申渡承届ヶ申候、向後如何様之儀御座候共一切未進無之様ニ急度相勤可申候、若未進仕候者有之候ハゝ為過躰【ママ】、人足壱人未進仕候ハゝ弐人相勤、馬壱疋未進仕候ハ弐疋ツゝ相勤可申候、其上越ヶ谷・大沢両宿問屋方ゟ 御 公儀様江御訴申上候儀も御座候而、村方名主年寄百姓御 召被為遊候儀も御座候ハゝ、其年之人馬未進之者ニ而江戸遣并右御用ニ付懸り申候入用銭指出シ可申候、右之通被申渡委細承知致候間、惣百姓連判一札入置申候、以上

 寛延四年未三月         定右衛門(印)

                 市平(印)

                【外二〇名連印略】