三三七 享保元年九月 八条領外八ヵ領御留場御定触

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(『触書上』市史編さん室蔵)

    覚

 沼部領 世田ヶ谷領 中野領 戸田領 平柳領

 淵江領 葛西領 八条領 品川領

右之所〻古来之通御留場ニ成候間、如先規之相心得候様ニ御領私領共ニ可被申達候、并右之場所ゟ四五里之間鳥おとし不申候様ニ是又可被相達候、右之書付先達而御勘定奉行へ相渡し通達候所ニ、未殺生致候者有之様ニ相聞候間、向後猶以停止ニ候、私領ハ地頭ゟ堅ク可申付候、近辺之御代官ゟ手代相廻し私領迄可遂吟味候間、可被得其意旨、左之場所ニ地頭有之面〻へ可被相達候、以上

  【享保元年】申九月

最前相達候御留場ニ而、今以殺生致候者有之様ニ相聞へ不届ニ候間、御領分ハ御代官ゟ急度申付之、不絶手代相廻し遂吟味殺生致者見掛ヶ候ハゝ召からめ候様ニ可被申付候、私領之分ハ小給之面〻家来相廻し候儀可難成候間、近辺之御代官手代私領迄相廻し、御料内前〻遂吟味候様ニ可被申渡候、以上

  申九月

右之通御書付出候間写相廻し候、被得其意を御代官所ハ不及申ニ小給之私領共ニ不絶手代相廻し、あやしきもの有之候ハゝ搦置早〻可被申聞候、私領方ハ御代官所道法近キ方ゟ手代相廻し可被申付候、存寄被相窺候事茂候ハゝ早〻可被申聞候、以上

  九月十一日    竹村惣左衛門

           杉岡弥太郎

           伊勢伊勢守

           大久保下野守

           水野伯耆守

           水野因幡守

    伊奈半左衛門殿

      外御代官六人