三四一 享保二年十月 紀州鷹場鳥見役廻状

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(『触書上』市史編さん室蔵)

公儀御拳場御捉飼場と此方御鷹場と入込有之由、就夫公儀御場ニ而御羽合候御鷹此方御場江それ参候節、御鷹居上に可参候間、其節指支無之何方迄茂入込を居上候之様可仕候、尤此方御捉飼之御鷹公儀御場江それ参候節茂居上ニ参儀ニ候間、互ニいとみあひなく居上申筈之条、兼而右之通り相心得可罷有候、右之趣 公儀御役人水野因幡守殿・杉岡弥太郎殿・竹村惣左衛門殿ゟ相通し置候様ニと被申聞候条、各其旨相心得村〻名主江入念可申聞候、以上

   十月

右之通村中江申渡し急度相守可申候、少茂相背申間敷候、為其一札差上ケ申候、仍而如件、

  享保二年酉十月

如此被仰付候間申触候上は、御鷹それ候節御居上ニ此方之御場江御入込之筈ニ御座候間、村〻ニ而被得其意入念相守可申候、則証文帳認相廻し候間、村〻名主年寄名印被致早〻相廻し留りゟ可被相返候、以上

  酉十月十七日        会田平左衛門 印