三四八 文化十四年十一月 黐縄張発見届

718~719/1009ページ

原本の該当ページを見る

(西新井新井勲家蔵)

  乍恐以書付奉申上候

 山田常右衛門様御代官所

一野廻り役新井栄次廻り場、武州埼玉郡新方領大林村地内ニ黐縄張有之候処、去三日之夜御鷹御用ニ而新井栄次弥十郎村ゟ大房村江通り懸之砌り見付候ニ付、近村役人呼寄相尋候処、大林地内字道下耕地百姓忠七所持之田中ニ御座候ニ付、則番人付置翌四日田口源太郎立会ニ而相改村預ニ仕置申候、尤近村之風聞尋仕候処殺生人一向相知不申候、依之御訴奉申上候、以上

  文化十四丑年十一月  定御捉飼場野廻役

                 新井栄次(印)

 戸田五介様           田口源太郎(印)

   御役所