三八六 天保六年閏七月 不身持謹慎証文

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(七左衛門井出家蔵)

    一札之事

一私義是迄不身持ニ付、親同様兄并親類共ゟ数度異見被申聞候得とも不用、依而ハ組合中ゟ再応異見被差加候義前同様之義ニ而、此節親同様兄并親類組合一同立腹被致、既ニ勘当帳外御願可申上旨被申聞驚入候、依之組合村役人ゟ厳敷教諭被致、此上心底相改メ本心ニ相成候様心懸ケ可申与存候間、右之趣ヲ以兄并親類組合中江相詑申候処御承知被下忝存候、已来不身持之義其外共風聞たりとも不請様心懸ケ急度相慎ミ可申候、万一風聞ニ而も不身持之義有之趣御聞被成候節ハ、兄・親類并組合中之思召ヲ以、如何様御取計被成候共聊御恨ミ申上間鋪候、為念一札差出申処如件、

  天保六未年閏七月九日

               百姓浅五郎弟

                  源次郎(爪印)

               組合惣代

                  万吉(印)

       御名主 門平殿