四二九 貞享五年二月 越巻丸之内産社入目覚

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(『備社帳』越巻丸之内講中蔵)

     入目覚      又兵衛

              弥五兵衛

一さかな何ニ而も其時分勝手次第有合

一牛房           一かミ壱状

一大こん          一こぶ少

一とうふ          一かつをふし壱ッ

一たばこ

御ふセ五拾文

右之通り年〻秋中ニ御とうはんノ衆御あつめ可被成下候、

 貞享五年辰ノ二月三日

九百文是ハさしミ之銭

三百文ハもミかり申候

〆壱貫弐百文

〔附記〕

 正一位稲荷大明神祭礼入目覚

一白米四斗 外五升買申候、此代弐百文

一指銭壱貫四百六拾弐文

 二口〆壱貫四百六拾文也

 内一四拾八文 大根   一九拾弐文   牛房

  一拾五文  にんじん 一拾四文    長いも

  一弐拾文  こまめ  一三拾弐文   水油

  一廿八文  半紙   一四拾八文   たばこ

  一三拾文  こんぶ  一百四拾五文  [かつおぶし/むきみ]

  一拾四文  とうふ  一四拾文    酢

  一廿文   あふらけ 一八文     ねき

  一百文   ふせ   一八百三拾七文 洒水

  一〆壱貫六百六拾弐文也

右は正一位稲荷大明神祭礼入用目出度、酉正月廿五日申納候、以上

 元文六年酉正月廿五日   当番 彦兵衛

                 仁兵衛

                 平四郎

                 四郎左衛門

                 勝右衛門

  祭礼入目

一白米三斗六升、外一米八升売米代三百文

一集銭壱貫七拾九文

銭〆壱貫三百七拾九文

一銭百五拾文 むきみ 一同弐拾八文 かつをぶし

一同六拾五文 牛房  一同拾弐文  にんじん

一同拾五文  長いも 一同拾文   ねき

一同弐拾五文 あふらけ一同三拾弐文 半紙

一同三拾弐文 水油  一同四拾文  酢

一同弐拾六文 たはこ 一同百文   布施

  〆五百六拾七文

一銭八百拾弐文 洒

右は正一位稲荷大明神御祭礼目出度申納候、以上

 明和三年戌正月廿五日 当番共金 杉彦兵衛

               川上四郎左衛門

               大塚藤四郎

               原田弥五右衛門

               松沢平四郎

  産社諸入目覚

白米四斗五升  集銭壱貫四百三拾八文

一百廿四文   牛房 一六文   ねき

一三百六拾四文平 肴 一七拾文  人参

一六拾文    鰹節 一百七拾文 むきミ

一七拾四文   昆布 一百廿四文 蓮根

一廿四文    煙草 一五拾文  水油

一八拾四文   豆腐 一九拾文  油揚

一百三拾弐文  醬油 一拾四文  酢

一百文     布施 一五拾文  半紙

 右は正一位稲荷大明神御祭礼、目出度申納大慶奉存候、以上

  寛政二戌正月廿五日 名倉源蔵

            原田清助

            竹内仁左衛門

            坂巻八郎右衛門

            斎藤彦右衛門

            坂巻与右衛門

   目録覚

一白米四斗八升 一集銭三貫四百拾弐文神酒代〆高内一金壱分一朱ト銀三匁壱分 御神酒代

一銭百文    布施   一同百文     茶

一同百三拾弐文 さとふ  一同百文     煙草

一同百文    むきみ  一同四百文    醬油

一同弐百八拾文 炭壱俵  一同百五拾文   梨子

一同百文    九年母  一同百六拾四文  鰹節

一同四拾八文  切するめ 一同四拾八文   小梅弐合

一同弐拾文   からし  一同百拾六文   椎茸五合

一同六拾四文  大根四本 一同百文     しらたき

一同百七拾弐文 牛房弐わ 一同六拾四文   八ッ頭十

一同百拾六文くわへ三十五 一同四拾文    せり壱わ

一同八拾八文 にんじん  一同弐拾文    懸肴

一同三百五拾文 長芋   一同弐百三拾四文 [とふふ/あふらけ]

一銭三拾弐文 ゆり玉   一同三拾弐文   半紙壱状

  〆

 右は鎮守祭礼御備社産子挙而大慶至極目出度申納候、則当番相渡申候、以上

  万延二辛酉年正月廿五日 当番 武左衛門

                 陸七郎

                 武兵衛

                 庄吉

明治二年巳正月廿五日御一新ニ付神主相改り

 一御備物

 一御神酒       [すみ酒/にごり酒]

 一尾頭付肴いわし   代四十八文

 一昆布 弐枚     百廿四文

 一のり 同      弐百三十弐文

 一大根

 一人参

 一しを

 一水

 一鰹節        百五十文

 一鰑         弐百文

 一御飯

 一御洗米

 一大豆

 一小豆

  右入物

 一五とふかハらけ十三 七百八十四文

 一小かめ    弐ツ 三百九十弐文

 一燈明皿    二組 百十六文

 一柳立竹筒   二ツ

 右は鎮守正一位稲荷大明神御祭礼、当日氏子挙而神酒御備大慶至極目出度申納、仍而目録如件、

 明治二巳年正月廿五日   当番 慶次郎

                 陸七郎

                 兼三郎

                 茂兵衛