四六七 正月十日 平田篤胤書簡

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(越ヶ谷山崎家蔵)

 二白 寒気折角御加養被成候様奉存候、且又当日廿三日発会鈴屋大人霊祭古史開板之祝儀兼開筵仕候間是非御出席可被下候、末なから其御地皆〻様へよろしく御伝語可被下候、こなた渾家宜御祝儀申上候事に御座候、不尽

新春之御慶賀万里同風目出度申納候、先以被成御揃弥御安泰御迎春被成目出度奉存候、隨而当方皆〻無異加年仕候間御休慮可被下候、年始之御祝辞申上度如此御座候、恐惶謹言

              平田大角

   正月十日        篤胤(花押)

 山崎長右衛門様

  〔註〕文政二年正月カ