四六九 十月二十六日 平田篤胤書簡

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(越ヶ谷山崎家蔵)

今日は寒く御座候へ共弥御平安奉寿候、此間中は大勢参り長逗留殊にめどいたみにて御苦労相かけ恐入候、帰りを案じ候所何ともなく段〻よろしく、今日は大キにこゝろよく候間御あんじ下されまじく候、廿九日の御出を相待居申候、おりせも山〻よろしく申事に御座候、いろ/\ありがたがり私よりくれ/\よく/\と申候、何も近日拝顔万〻可申候、以上

  十月廿六日        大角

 婦翁君

 〔註〕文政二年十月カ