四七三 三月十六日 平田篤胤書簡

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(越ヶ谷山崎家蔵)

【上欠】幸御伝声御願申候、何れ前川ゟ勘定有之次第早〻人上可申候間左様御承知可被下候、

○娘ことも嘸〻御案じと存候、乍去此方ハ最早たんと物も入らずに済口ニ成りかゝり候上御安心可被下候、

○家ハそとむきいたみ候へども一体は結構なるふしん故、骨は少しもいたミ不申誠ニよき家ニ御座候、扨〻早く皆様ニ御目ニ懸度と日〻咄し居候事ニ御座候、何も御目ニ懸り候節とあら/\如斯御座候、以上

  三月十六日        大角

 山崎君

  〔註〕文政三年三月カ