四七六 六月二十五日 平田篤胤書簡

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(越ヶ谷山崎家蔵)

【表書】

「あぶらや

  長右衛門ぬし   ひらた 」

不時候不相応之冷気御座候所弥〻御平安奉寿候、実や此間例之如くありがたく何か彼此の間違にて御夫婦様へ御心労相かけ恐入候、大蔵かたハ委細ニ善兵衛ぬしへ相頼候間まつ御安心可被下候、

○さてのろしのことハいまだ日限相知不申、しれ次第御案内可申候、其内得貴意万〻可申、早〻此間之御挨拶ながら如斯御座候、以上

  六月廿五日

  〔註〕文政三年六月カ