五〇〇 天保十三年 細沼家由緒書

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(『記録帳』袋山細沼家蔵)

 人皇三拾六代美立天王六代

   伊手左大臣橘諸央卿適孫

   河内国金剛山ノ城主

     楠多門兵衛正成末葉

  元祖[天正十八年生ニ而甲州ヨリ流/細谷吉左衛門尉橘正孝]

     歳八十八年ニ死去ス

 右甲州流落ノ上武州見沼郷ニ止ル、其時ニ細沼ト改メ袋山ニ住ス、山沼葭真菰伐取四町歩ノ畑ヲ開キ村名ヲ袋山与改ム、

一武州岩槻城主永井伊賀守様之御時、御領分御引当事として金子御用達申上候書類今ニ有之候、尤も金高之儀ハ一万両位迄御用達申候様子ニ候、其後美濃大垣江御国替之由、尤も引残候金子は三百両位ニも覚候、