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浅処寺

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 下松の浅処寺(のち泉処寺)は聖徳太子の開基と伝えるが詳かでない。永正十年(一五一三)二月二十三日付の鐘銘に「周防下松浅処寺」とある(『寺社由来』7)。大内・陶氏の保護を受けていたようであるが、その記録は今に伝わらない。永禄十一年(一五六八)一月二十三日付の毛利輝元宛行状に、末武庄内で浅所寺に寺領として四石七斗足を住職源秀に宛行い、寺家寺領の執務を命じている(『寺社由来』7)。