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明治維新後の変革

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 一八六八年(明治元)の鳥羽伏見の戦、それに引き続いて起きた戊辰戦争の勝利によって、政権は徳川幕府から朝廷を中心とした明治政府の手に移った。明治政府は王政復古を旗印とし、神仏分離や版籍奉還など、次々に新しい法令を公布した。とくに七〇年(明治三)の徴兵令、七一年七月の廃藩置県の公布は、一般民衆へも大きな影響を与えた新法令であった。
 廃藩置県の決定に先立って、同年六月、徳山藩は山口藩(一八六三年=文久三=萩から山口へ藩庁を移転)に合併され、廃藩置県にあたって山口・岩国・豊浦・清末の各藩がそれぞれ県に転換した。ついで十一月、この四県は山口県に統合された。一方藩政区画であった宰判を六九年部に改めたのにともない、都濃宰判は都濃部となり、七一年には都濃郡内は一七区に区分された。つづいて七三年、都濃部を廃して第七大区とした。