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目次
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第四編 近代の下松
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第一章 明治維新時の下松
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4 町村財政と地方改良
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(2) 下松町の誕生と地方改良
郡役所の廃止
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一八七八年(明治十一)任命制の郡長が設けられ、郡長は町村長を監督するものとされた。市町村制施行後の九〇年府県制が公布されたが、山口県下は遅れて九六年から郡制が施行された。
一九三六年(大正十五)七月一日、郡役所が廃止された。郡役所の廃止は市町村事務の増大や郡有財産の処分、郡立学校の県立移管など問題が多かった。郡役所の廃止に先立って、県は自治事務講習所を開設し、市町村吏員の自治事務の講習や実務の向上を指導した(『山口県政史』上巻)。