一九〇九年(明治四十二)以降の耕地整理は耕地整理組合を設立して実施された。久保村字切山・来巻・沖田ほか五カ字の耕地整理は翌一〇年工事に着工し約一か月で完了したが、換地等の残務整理が全て完了したのは二〇年(大正九)であった。この地区は久保村の東南山間にある湿田地域で、国道はあるが、耕作道の道幅が狭いための根本的な土地改良であり、整理地の面積六町七反余のうち六町五反余が田地であった(「耕地整理組合」山口県文書館蔵)。
久保村大字切山・来巻・沖田外5ケ字耕地整理地区の現形図と確定図
(明治42年)(耕地整理組合)(県庁戦前A農1398)