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下松町直営魚市場

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 一九二六年(大正十五)四月から請負制の魚市場経営を廃正し、下松町直営魚市場とし、大正町二一二七番地に魚市場を開設した。下松町は下松町漁業組合と利益金配分などの契約書に調印した。魚市場開設にあたって、町は一般会計から一万二〇〇〇円を支出して順調にスタートさせた。仲買人に新たに六人を加えて三八人とし、売込人は一五〇人であった。一九二五年四~十二月の売上高七万九六四四円余、二六年四~十二月の売上高七万九三四八円余であった。二六年度上半期の収益金は下松町一三〇三円余、下松町魚業組合四七〇円余であり、下松町漁業組合員による漁獲物以外の売捌高が増加の傾向にあった。一九二七年(昭和二)の売上高は表25のとおりである(「下松町庶務一件」・「町会会議録」)。
表25 下松町魚市場1カ年売上高
(1927年1月1日~12月31日)
下松町漁業組合員漁獲物43,627.565
他町村帆引網漁獲物2,809.470
他町村漁業者漁獲物9,327.190
鉄道輸送及沖買の漁獲物46,947.211
102,711.436
昭和3年「下松町庶務一件」による