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目次
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第四編 近代の下松
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第四章 日清日露戦争後の社会と生活
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1 戦争と下松地域
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(2) 軍事と村落
馬匹検査
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一八九六年(明治二十九)政府は徴用軍馬把握の馬匹調査を公布し、翌年軍馬調査を実施した。都濃郡では末武北村和田の末武川河原で第五師団委員部の馬匹検査が実施された。下松地域では米川村がその対象であり、検査は毎年ではなく、九九年(明治三十九)、一九〇一年、九年、一九年(大正八)、二二年に実施された。検査はなくても毎年馬匹頭数やその異動を報告しなければならなかった。米川村の馬匹頭数は一七年四三頭、二二年五五頭であった(「米川村事務報告」)。