ビューア該当ページ

年齢別人口

659 ~ 663 / 1124ページ
 下松町と米川村の人口ピラミッドを図3・4に示した。下松町と米川村ともに六歳以下の幼児死亡率が高く富士山型である。下松町は文化九年生れ二人(一〇二歳)を最高に文化年間生れ八人、文政年間生れ五人と長寿の人が多い。米川村は八五歳を最高に八一歳以上一〇人(〇・四パーセント)に対し、下松町は八一歳以上四六人(〇・六パーセント)であり、米川村は特に六六歳以上の人口が少ない。これは気候や地域等の関係かも知れない。

図3 下松町の年齢別人口構成 (1914年)
「下松町庶務一件」による


図4 米川村の年齢別人口構成 (1913年)
「米川村庶務統計」による

 下松町の既婚者(有配偶者)の割合を男女別にグラフにすると図5となる。下松町の既婚者は男一七歳、女一六歳からである。二〇歳までに女性の約六割が有配偶者となるが、男性は二割弱であり、男性は三〇歳で六割となる。米川村も同様の傾向であり、表6に実数で示した。

図5 下松町の男女別既婚者の割合 (1913年)
「下松町庶務一件」による

表6 米川村の年齢別有配偶者数
年齢
1801
1903
2022
2109
2237
23211
24311
25510
26722
27510
28510
291013
30911
3199
「米川村庶務統計」による

 一九一三年(大正二)の結婚届出数から男女の対象年齢を表にすると表7となる。男性が少し年齢が高いことは現在と変わらないが、女性の結婚年齢が低く、二〇歳以下が三分の一を占め、二四歳までが七割となる。なかには六〇歳をこえて結婚している人があるのは例外であろう。
表7 下松町の結婚者年齢対照表 (1913年)
17歳181920212530354045505560

24

29

34

39

44

49

54

59

64
15歳
16
1722
1822
19113117
201337
21~2481322126
25~292316
30~3431217
35~391113
40~4411
45~49
50~54112
55~59
60~64
65~69
70~
111423970421163
「下松町庶務一件」による